アームに刻まれる木目模様の結婚指輪 | 手作り結婚指輪ブランド解説

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アームに刻まれる木目模様の結婚指輪

縁起が良い木目

年輪が幾重にも重なり模様になったのが、木目です。1つの木目につき1年刻み込まれるため、木目を見れば樹齢がわかるようになっています。木目は年月を重ねなければできないことから、長く連れそう意味があるのです。結婚式の引き出物にバームクーヘンが出るのも、似たような理由。夫婦で長い年月を重ねるということから、招待客に振る舞われるのです。
では結婚指輪に木目を入れるのは、できるのでしょうか。結論を先に述べれば、可能です。

木目金とは

日本の伝統技術に「木目金(もくめきん)」と、呼ばれるものがあります。かつては、刀の鍔に使われました。生み出されたのは、江戸時代の頃。違う種類の金属を混ぜ合わせて木目模様を作り出したのが、木目金なのです。
しかし木目金は、昨日今日と完成したものではありません。江戸時代初期に生み出された木目金は、試行錯誤を繰り返して完成されたものです。ようやく完成が見えた矢先、侍の時代は終了。木目金の技術は、過去のものになってしまいました。

プロ中のプロが生み出す木目金

木目金は大変素晴らしく、他の国ではまず見られない技法です。このまま消えるのは、あまりにも勿体ないこと。そこで目をつけたのが、結婚指輪でした。結婚指輪と刀の鍔は、全くの別物。しかし、金属を使うこと・人の魂が込められている点においては共通しています。
結婚指輪に用いるという発想は、中々できるものではありません。しかも「ロストテクノロジー」の一種を現代に蘇らせるのは、至難の業です。見事に再現した職人の腕には、頭が下がります。

木目金が刻まれている結婚指輪

指輪の表面に木目が彩られているため、シルエットがスッキリしたデザインでもかなり生えます。また手作りでしか生み出せないので、全く同じ模様を描くのは不可能。またダイヤモンドがあしらわれた結婚指輪は華やかさがあり、見るだけでもうっとりするほどです。
木目模様はプロの職人でも難しいもの。夫婦自らの手で作り出すことができます。ただ対応している工房は限られているかと思われますので、事前に問い合わせるようにして下さい。